2013年9月3日(火)、「死刑執行停止を求める諸宗教による祈りの集い」が行われました。死刑廃止ネットワーク大阪チーム 田森からの報告です。

この集いは、宗教、宗派の違いを超え、死刑を執行された人とその家族、被害者とその遺族、執行を待つ死刑囚、えん罪と闘う死刑囚、執行にあたる刑務官など、死刑に関わるすべての人に想いをはせ、祈りをささげる集いです。

毎年9月に行われ、今年は、京都の臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の花園会館教化ホールにおいて開催されました。

参加者は、約30名で真宗大谷派(東本願寺)、天台宗、大本、NPO京都人権啓発センター・ネットからすま、京都から死刑制度廃止をめざす弁護士の会、死刑廃止を求める「京都にんじんの会」、アムネスティ日本 死刑廃止ネットワーク大阪チームの7団体から、祈りとメッセージが奉げられました。

また、楊雪元(ようせつげん)さんの中国笛とテノール歌唱のミニコンサートも開かれました。楊さんは、中国の天津生まれ。生まれつき目が見えませんが、9歳から笛を学び、長春大学で中国笛と声楽を学ばれました。

当日は、珍しい中国の笛を紹介したり、鼻で息を吸いながら口で笛を吹き音を途切れさせることなく吹き続ける循環奏法という技法を披露するなどして会場を驚かせました。

最後に、楊さんの笛の演奏にあわせて参加者全員で献灯が行われました。

開催日 2013年9月3日(火)
場所 妙心寺花園会館
主催 「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク      

※アムネスティ日本は、オブザーバーとしてネットワークに参加しています。

 

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