10月11日、東京:四谷区民ホールにて、「響かせあおう 死刑廃止の声 2014」と題した集会が開かれました。アムネスティ日本の死刑廃止チームからの報告です。

毎年10月10日は「世界死刑廃止デー」です。それに合わせて行われている集会は、今年で10回目となります。

また、集会の終了後には、アムネスティ日本・死刑廃止チームのメンバーが企画・運営を行ったデモが行われ、新宿駅の方面に向かってデモ行進をしました。

集会は、アムネスティ日本事務局長・若林秀樹の報告で始まり、続いて「死刑が作る冤罪・袴田再審から死刑廃止へ」というテーマで、西嶋勝彦弁護士、袴田秀子さんのお話へ。なんとここで、巌さんご本人も登壇されました。

当日の朝に東京行きを決めたとのことで、まさにサプライズの登場でしたが、「死刑は世の中にあるべきではない」などと、しっかりした口調でお話をされていました。

その後はジャーナリストの青木理さんを囲んでのお話、「死刑囚の表現をめぐって」と題した、大道寺幸子基金についてのシンポジウムと続きました。

そして、閉会後はデモ行進です。

今年は怒りや抗議の意思を示すため、「サイレントデモ」の形式をとりました。新宿駅の人ごみやネオンの中、「私たちは、死刑廃止を訴えています」といったアナウンスの下、プラカードを手に黙々と歩きました。

およそ80人の皆さまにご参加いただき、無事に終了しました。ご協力いただき、ありがとうございました。

hrc_20141106_2.jpg

開催日 2014年10月11日
開催場所 四谷区民ホール
主催 死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
※アムネスティ日本は、『FORUM90』の構成団体です。

 

ヒューマンライツ・サポーターになりませんか?