11月24日(月)、上川法務大臣および岸田外務大臣に対し、国連総会において、死刑執行停止決議に賛成するよう求める要請書を提出しました。

すでに4回行われた決議はいずれも賛成多数で決定されています。しかし、日本政府は毎回反対票を投じています。

上川法相は、死刑執行について「裁判所の判断を尊重し、法が大臣の命令で執行すると定めている重みを十分に認識しながら慎重かつ厳正に対処していく」と就任時に述べました。死刑廃止について、今一度考えていただくため、地元選挙区である静岡1区において、11月24日(月)、えん罪と死刑について考える集まりを持ちました。
 

はじめてこのような集いを開催したにもかかわらず、約70名という多くの方が参加してくださいました。

当日は、まず、アムネスティ日本 事務局長の若林秀樹より、「世界の死刑廃止の潮流と日本」というプレゼンテーションが行われ、次に、袴田事件弁護団の小川秀世弁護士から、「袴田事件から死刑廃止へ」というテーマでお話をうかがいました。その中で、小川弁護士は、袴田事件のえん罪の問題点を解説され、死刑廃止の運動論として、憲法違反であることを指摘されました。

続いて、島田事件について、支援者の鈴木昂さんからの解説や、安田好弘弁護士による、法務大臣の地元において要請行動を行ってきた歴史についてのお話しがありました。
そして最後に、袴田巖さん、姉の秀子さんも参加し、死刑廃止について言及していただきました。

集会後は、フォーラム90から安田弁護士、アムネスティ日本から事務局長の若林が上川陽子事務所に赴き、要請書を秘書の西谷康祐さんに手渡しました。

要請行動と集会については、報道数社も取材に訪れ、えん罪と死刑について関心が高いことがうかがわれました。


 

要請書提出日 11月24日(月)

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