4月18日・19日、東京・代々木公園で「アースデー東京2015」が開催されました。イベントには、地球と人を想い、日々、活動する200以上の団体が出展。

アムネスティ日本も参加し、死刑廃止や拷問撲滅、シリア難民の問題など、私たちが取り組んでいるキャンペーンのアクションを実施しました。

アンケート「あなたは死刑に賛成ですか?」を実施しました!

hrc_20150418_02.jpgアンケートを行う死刑廃止チームのメンバー

アムネスティ日本の死刑廃止チーム(東京)は、死刑制度に関するアンケート投票を行いました。

質問は「あなたは死刑に賛成?反対?」というもので、一人ひとりが一票、色違いのシールを貼っていただくシンプルな形式です。
結果は・・・

賛成: 248票(35.9%)
反対: 334票(48.4%)
わからない:108票(15.7%)
※総シール投票数:690票

参加者数は1日だけで約700名!午後にはボードの隙間もなくなってしまいました。老若男女問わず、たくさんの方がアンケートに参加してくださいました。立ち止まって途中結果をご覧になる方もいて、死刑制度に対する関心の高さをうかがうことが出来ました。

結果は、半数近くが「死刑に反対」と答え、政府の世論調査よりも大分異なるものとなっています。印象的だったのは、迷わずにシールを貼る方が多かったこと。一方で、長い間ボードの前で悩む方、ご家族やご夫婦それぞれで意見が違う場合も少なくありませんでした。

廃止国が世界7割に上る中、日本は死刑を存続している数少ない国のひとつです。あらためて死刑制度について知る、考える、身近な人と話す機会を作る重要性を強く感じました。

拷問の実情を伝えるクイズを実施しました!

世界の拷問の実態を伝える!拷問クイズ世界の拷問の実態を伝える!拷問クイズ

国際社会が拷問をなくすと誓って、30年以上が経ちます。しかし、拷問は、日本も含め、今も131カ国で行われています。アースデーでは、各国の拷問の実態を伝えるため、クイズを行いました。

クイズは合計120問。アムネスティが独自に調査し発表した報告者などを基に作成したものです。すべて答えると、パネルに描かれている拷問「鬼」が消えていき、新たな絵が浮かび上がります。

おしくも鬼を消すことはできませんでしたが、クイズには80人を超える人が参加してくださいました。参加者からは、「もっと自分でも勉強します」、「拷問をなくすために何かできることがあれば行動したい」という前向きな声をいただきました。

シリア難民の受け入れを求めるフォトアクションを実施しました!

たくさんの人がフォトアクションに参加しました!たくさんの人がフォトアクションに参加しました!

紛争が続くシリアでは、400万人を超える人びとが国を逃れ、難民となっています。その内の380万人はトルコ、レバノン、ヨルダン、イラク、エジプトの5カ国に集中しており、近隣諸国は破綻寸前です。

当日は、日本も含め世界各国で受け入れが進むよう、フォトアクションを実施。一人ひとりに「シリア難民を応援しています!」、「WELCOME」などのメッセージボードを掲げて写真を撮ってもらいました。

シリアや近隣諸国の実情、難民が直面している苦難、そして何よりもあまりに少ない日本の難民受け入れ数を知って、約50名がシリア難民を歓迎する気持ちを伝えようとアクションに参加してくださいました。

アムネスティ日本のブースに立ち寄り、アクションに参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

 

開催日 2015年4月18日(土)、19日(日)
開催場所 代々木公園
主催 アースデイ東京2015実行委員会

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