今年3月、アムネスティ東アジア地域事務所よりニコラ・ベクラン所長が来日、講演会「最近、中国の人権はどうなっている?! 」を開催しました。主催した、アムネスティ日本 中国チームのメンバーが報告します。
中国で人権状況はなかなか改善されない、それどころかあの手この手で弾圧の手段が広がっている・・・焦ります。
でも、何も変わっていないわけではありませんでした。確かな、重要な変化があることをベクラン所長は語りました。
国際事務局東アジア地域事務所所長ニコラ・ベクラン
▽ 講演会の詳細はこちら(ハフィントンポスト アムネスティブログ)
「最近、中国の人権はどうなっている?!内側から湧き上がる声が国際社会を動かす」
質疑応答の場では、ベクラン所長は、中国国内での人権保護の成果のひとつとして、2006年に学生が起した「農村部の住民と都市部の住民との差別は違憲である」という裁判が、都市部に来た住民を農村部へ強制送還出来るという条項を法律から削除することに成功したことを例に挙げました。
私たちボランティアも、人権保護のために活動している人びとが中国にいることに勇気づけられ、また、中国の人権状況の改善に対して今まで以上に支援の声を大きくしていこうと強く思った今回の講演でした。
開催日 | 2016年3月12日(土) |
開催場所 | 在日本韓国YMCA |
主催 | アムネスティ日本 中国チーム |