2016年11月5日と6日の二日間、フェリス女学院大学の大学祭で、日本政府に難民の受け入れを求めるフォトアクションを実施しました。学生や教員、来校された一般の方を合わせて300人以上が参加してくださいました!

アムネスティユースの住友が報告いたします。

300人が来場!難民受け入れフォトアクション

世界で2,130万人。いま、10秒に一人が難民になっています。食糧や物資の支援、難民支援には、さまざまな形がありますが、彼らを自国で保護することもとても大切です。アムネスティでは、現在、すべての国と地域で難民の受け入れを求める「I WELCOME」キャンペーンを実施しています。

今回のフォトアクションでは、単に参加してもらうだけでなく、国際的にも最重要課題となっている難民問題の実態、難民の人たちが置かれている状況について知ってもらうことを大きな目的としていました。

日本に難民を。受け入れる方法を考えるきっかけを作りたい

フェリス女学院大学の大学祭でのフォトアクション

教室内には難民に関する写真パネルを展示し、スタッフが校内をまわって、年齢や性別を問わずたくさんの方に声をかけました。

「よくわからない」
「ニュースで見たことはあるけど・・・」 

最初、こうした反応をされていた方々も、私たちの言葉に真剣に耳を傾けてくださいました。今回集まった写真は、アムネスティを通して日本政府に届けられます。

フェリス女学院大学の大学祭でのフォトアクション

 

紛争や迫害、極度の貧困や差別などで家を追われる人たちは、年々増加の一途をたどっています。多くの難民が先の見えない不安の日々を過ごしています。

この問題について、「紛争をなくせばいい」と言う人もいます。でも、今、まさに命の危険にさらされている人たちにとって、紛争が終わるのを待っている余裕はありません。

日本で暮らす私たちにできることの一つが、彼らが安心して暮らせる居場所を提供すること、つまり難民を日本で受け入れることです。もちろん、これは決して簡単なことではありません。しかしこうして声を上げることで、日本の人たちがこの問題を身近に感じ、日本で彼らを受け入れる方法を考えるきっかけになればと思います。

今回の企画にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

フェリス女学院大学の大学祭でのフォトアクション

開催日 2016年11月5日(土)、6日(日)
場所 フェリス女学院大学
主催 アムネスティユース

 

あなたもフォトアクションに参加しませんか?

★「I WELCOME 難民の未来は、あなたがつくる。」キャンペーン始動!★

深刻化する難民問題。押し寄せる難民を前に、対処しきれない国々。 何年も、何十年も、先の見えないテント暮らしで、すり減っていく毎日。 そんな難民の人たちの未来を、日本にいる私たちが変えることができます。 「I WELCOME 難民の未来は、あなたがつくる。」キャンペーンではフォトアクションも行っています。みなさんもぜひご参加ください。

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