チャドのタジャディン・マハマット・ベイブーリ(愛称マハディン)さんは政府を批判する動画をフェイスブックに投稿したために、国家の安全保障を脅かしたなどの罪に問われていましたが、無罪放免となりました!

マハディンさんが動画を投稿したのは2016年9月のことです。内容は、政府関係者の汚職や公金の不正使用に疑念を呈するものでした。その数日後、諜報機関職員と思われる者たちに連れ去られ、非公式の拘禁施設で殴られたり、電気ショックを与えられたりしたそうです。その後、警察署に移され、尋問され続けました。

そして、「憲法秩序を揺るがした」「領土安全と国家の安全保障を脅かした」「反乱の諜報活動をした」という罪で起訴されます。有罪になれば、終身刑が科せられるおそれがありました。

アムネスティはマハディンさんの釈放を政府に求め、世界中でキャンペーンを展開しました。2017年のライティングマラソンで取り上げ、日本支部もグループによる手紙書きやオンラインアクションを行いました。

2018年3月19日、マハディンさんに対する3つの罪での起訴が取り下げられ、もっと刑の軽い名誉毀損の罪に問われることになりました。そして4月5日、裁判前勾留の期限が切れたことで、釈放されました。

4月19日、名誉毀損の裁判が行われました。そして4月26日、証拠不十分で無罪判決が言い渡されたのです!

マハディンさんのための要請活動に参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

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