2019年6月30日(日)、徳島大学にて、中国・新疆ウイグル自治区の「強制収容所」から奇跡の生還をはたしたオムル・ベカリさんの講演会を録画したDVD上映会を開催しました。

前日から大雨の予報が伝えられる中、どのくらいの方にご参加いただけるのか心配しながら当日を迎えましたが、約80名の方がご来場くださり、アムネスティ日本・徳島グループのイベントとしてはこれまでにないほどの参加者になりました。

オムル・ベカリさんのお話

「12時間、同じ姿勢を取らされた」「狭い部屋に50人も詰め込まれ、目の前で死んだ収容者もいた」など、オムル・ベカリさんの証言は衝撃的でした。

「中国政府はウイグルの土地だけが欲しい」「地上のウイグル人は消えてほしいと思っている」と語った、同講演会のもう一人のゲスト、ヌーリ・ティップのお話や、「ウイグルの私の友人たちを返せ」と訴えた水谷尚子さん(明治大学准教授)の話も、胸に突き刺さりました。

DVD上映後、徳島大大学院生でウイグル出身のモハメド・サウティさんに、ウイグルの状況を語っていただきました。また、独自に入手したウルムチ事件のビデオ映像を公開、ビデオには道端で血まみれになったウイグル人の姿が映し出されており、その生々しい映像がオムルさんらの話と重なりました。

終了の予定を45分もオーバーしましたが、終了後のアンケートでは「大満足」「満足」ばかりで、途中で帰る人もほとんどいませんでした。

来場した人たちが、これからもウイグル問題に関心を持ち続けてくれれば。 私たちも、ウイグルをはじめ中国の人権問題にもっと取り組まなければと思った一日となりました。

(報告者:アムネスティ日本 徳島グループのメンバー)

実施日 2019年6月30日(日)
場所 徳島大学
主催 徳島大学国際政治学研究室
協力 アムネスティ・インターナショナル日本 徳島グループ

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(報告者:アムネスティ日本 富士山グループ 鈴木律子)

実施日 2019年6月30日(日)
場所 徳島大学
主催 徳島大学国際政治学研究室
協力 アムネスティ・インターナショナル日本 徳島グループ

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