イベント報告:【イベント報告】今年初!「燃やさないで!私たちの権利「気候変動と人権を学ぶ」ワークショップ入門編」を開催

2月にして20度を超える暖かさ、桜の開花、花粉症の幕開け。異常気象を目前に、アムネスティ日本は今年初となる気候変動と人権に関するオンラインの参加型ワークショップを開催しました。

異常気象が相次ぎ、科学的根拠が十分に提示されながらも、多くの国々が気候危機に対して適切な対策を講じていない状況に直面しています。アムネスティ日本では、気候変動の深刻さに焦点を当て、その生活と人権への影響を考え、市民が今すぐにでもとれる気候危機に向けた効果的な手段を模索するために、ワークショップを定期的に開催しています。

2024年3月1日に行われた今回のワークショップでは、アムネスティ日本のインターンである大澤彩が、気候危機の原因と人間への影響に関するプレゼンテーションを行いました。その後、アムネスティ日本の活動担当職員であるBjoern Schimkatが、環境問題と人権の関連性に焦点を当て、「人権」が気候変動の問題においてなぜ重要なのかについて強調。さらに、気候変動によって最も影響を受ける人々や最も責任のある人たちに焦点を当て、気候危機が最も脆弱な立場にある人々の権利をどのように脅かしているかについて説明しました。

ワークショップの後半では「カジュアル気候カフェ」が開催され、参加者は積極的にディスカッションに参加しました。参加者それぞれが気候変動に関連する課題や関心事を共有し、それらの課題を解決するためのアイデアを出し合いました。その一部を紹介します!

  • 海洋上昇によって消滅の危機にある国を救いたい
  • 気候変動を取り巻く不安をなくしたい
  • 自然災害の悪化によって危機に瀕している人々の命を守りたい
  • 気候正義に基づき、女性の社会的地位向上に寄与したい
  • SNSなどを活用してシステムを改善したい

これからもアムネスティ日本は、気候危機への理解を深め、実践的な行動を促進するために、様々なイベントやワークショップを展開していきます。

アムネスティ気候タスクフォース(ACT)のメンバー大募集!

アムネスティ気候タスクフォース(ACT)は、定期的なワークショップの企画・運営に取り組んでいます。ワークショップでは、気候正義に焦点を当てるだけでなく、ジェンダーや先住民族など幅広いテーマを取りあげています。我々はこのワークショップにより多くの皆さんに参加いただくため、企画・運営メンバーを積極的に募集しています!もし興味や関心をお持ちの方がいらっしゃれば、どうぞ camp@amnesty.or.jp までご連絡ください。

▽ アムネスティ気候タスクフォース(ACT)のFacebook
https://www.facebook.com/groups/1100013504200184/?ref=share

 

開催日 2024年3月1日(木)
開催方法 オンライン(Zoom)
主催 公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

(執筆:インターン 大澤彩)

大澤 彩

Aya Osawa / 大澤 彩

アムネスティ日本のインターン。国際基督教大学(ICU)で法学(メジャー)開発学(マイナー)を専攻。ダラム大学(英国)にて1年間の交換留学経験を有し、その間にアムネスティ・インターナショナル、ダラム大学支部の学生メンバーとして活動。国際人権、国際法、平和研究と開発を中心に学ぶ。GPE(教育のためのグローバル・パートナーシップ)日本ユース親善大使の設立メンバーでもある。