イベント報告:「社会を変えるアクティビズム」ユース向け参加型ワークショップを開催

ジェンダー不平等、人種差別、戦争、紛争、難民、気候変動・・・。世界中でさまざまな人権問題が深刻化するなか、人権を守り、世界をより良い場所へと変えていくためには、私たち一般市民一人ひとりが声をあげることがカギとなります。

2024年3月8日に、パイロット・プロジェクトとなる「社会を変えるアクティビズム」に関するユース向け参加型ワークショップを開催しました。今回のワークショップでは、アクティビズムの現状や日本社会における声の上げやすさ・上げにくさ、そしてアクションのアイデアに関する活発な議論が繰り広げられました。

意見を声高に上げる文化が未だ根付いていない日本において、いかにアクティビズムを強化していくか。
「意識が高い」とされる人たちとそうでない人たちとの差が激しいことや、声を上げる個々の人たちに対して距離が置かれるなど、個々の意識差に起因する理解の難しさがある現状を踏まえ、ディスカッションを通して、ターゲットとなる個々の人たちの特性を理解することが大切であること、また、アクティビストの中でもレベル差があるため、興味の方向や目指す理想像を把握することが重要であること、などが浮かび上がってきました。

参加者たちは、他者の価値観を理解することの重要性やアクティビズムの挑戦について共有し、具体的なアクションに関わるアイデアも提案しました。今後も異なる価値観を理解し合い、アクティビズムの敷居を下げるために、さまざまなアクションを共に考えていきます。

アムネスティ気候タスクフォース(ACT)のメンバー大募集!

アムネスティ気候タスクフォース(ACT)は、定期的なワークショップの企画・運営に取り組んでいます。ワークショップでは、気候正義に焦点を当てるだけでなく、ジェンダーや先住民族など幅広いテーマを取りあげています。我々はこのワークショップにより多くの皆さんに参加いただくため、企画・運営メンバーを積極的に募集しています!もし興味や関心をお持ちの方がいらっしゃれば、どうぞ camp@amnesty.or.jp までご連絡ください。

▽ アムネスティ気候タスクフォース(ACT)のFacebook
https://www.facebook.com/groups/1100013504200184/?ref=share

 

開催日 2024年3月7日(木)
開催方法 オンライン(Zoom)
主催 公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

(執筆:インターン 大澤彩)

大澤 彩

Aya Osawa / 大澤 彩

アムネスティ日本のインターン。国際基督教大学(ICU)で法学(メジャー)開発学(マイナー)を専攻。ダラム大学(英国)にて1年間の交換留学経験を有し、その間にアムネスティ・インターナショナル、ダラム大学支部の学生メンバーとして活動。国際人権、国際法、平和研究と開発を中心に学ぶ。GPE(教育のためのグローバル・パートナーシップ)日本ユース親善大使の設立メンバーでもある。