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スーダン:国連、戦争犯罪で指名手配中のスーダン政府高官を支援

2011年1月28日
国・地域:スーダン
トピック:国際人権法
ダルフールにおける戦争犯罪で指名手配され、国際司法裁判所から逃亡中のスーダン政府高官をアビエイ地域で開催される会議に出席させるために、国連がヘリコプターを提供しようとしている。これをうけて、アムネスティ・インターナショナルは国連に対し、支援を行わないよう要請する。

南コルドファン州知事のアフメド・ハルーンに対し、国際刑事裁判所(ICC)は逮捕状を発行している。しかしながら、国連スーダン派遣団(UNMIS)はアフメド・ハルーンに、同氏がアビエイ地域のミッセリア族の指導者たちとともに会議に参加できるよう、支援を行っている。

「人道および戦争犯罪に対する罪に問われ、ICCから指名手配されている人物が、逮捕もされずに国連によって輸送手段を提供されるようとしている。こんなことは言語道断です」と、アムネスティのレンゾ・ポミ代表は国連で述べた。

12日、潘基文国連事務総長に宛てた手紙で、アムネスティはすべての平和維持活動その他の各国連事務所および機関に対して、逮捕の一助になる場合を除き、ICCその他同等の司法機関が手配中の人物に対して、こうした支援を控える旨の指令を出すように求めた。

11日、マーティン・ネシルキ国連報道官は、「これ以上の衝突と殺戮を阻止するため、アビエイで開催されるこの会議に南コルドファン州のミッセリア族指導者たちを連れていくためには、ハルーン知事の存在は欠かせません」と述べた。
ネシルキ国連報道官は、国際刑事裁判所との協力合意や、国際人道法に基づく平和維持活動として認識されているはずの義務については、言及しなかった。

「緊張を和らげ、人権侵害を防ぐUNMISの取り組みは賞賛に値しますが、戦争犯罪や人道に対する罪で指名手配されている者に対して、逮捕するどころか、安全な避難地を提供するなどということは、国連の義務と矛盾しています」とレンゾ・ポミ代表は述べた。

2003年から2005年にかけて、ハルーンは国務大臣としてダルフールの安全保障を担当していた。ハルーンはダルフールの民兵「ジャンジャウィード」の採用や資金調達を担い、私的に彼らに武器をあたえて民間人を襲撃させた責任を問われている。

ジャンジャウィード民兵は、ダルフールの村々を何度も襲撃した際、罪もない人びとを殺害し、拷問し、集団強姦したといわれている。

国連と国際刑事裁判所との関係協定に基づき、国連および国際刑事裁判所は、「緊密に協力し、いつでも必要に応じて、相互の利害事項について互いに協議し」(第3条)互いに「可能な限り最大限に、相互に利益をもたらす情報および文書の交換を準備し」(第5条)、訴追人とともに様々な事項を協議する(第18条)ことが、両当事者に求められる。

国際刑事裁判所の訴追人にダルフールの状況を付託した安全保障理事会決議第1593(2005)は、すべての国および関係地域その他の国際機関は、訴追人に対して全面的に協力するよう求めている。

アムネスティ発表国際ニュース
2011年1月13日

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