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サウジアラビア:拘禁されているハンガーストライキ中の活動家を釈放すべき

2012年4月23日
国・地域:サウジアラビア
トピック:危機にある個人
5週間にわたってハンストをしているとされる著名な人権活動家を、サウジアラビア当局は釈放すべきである。彼は、不公正な収監に抗議してハンストをしている。

非登録NGOである「サウジアラビアの市民的・政治的権利の連帯」(ACPRA)の共同創設者であるモハメド・サレー・アル・バジャディは、先週末から水を飲むことを拒否しているといわれ、健康状態への懸念が高まっている。

彼は、2011年3月21日の逮捕時から拘束されている。首都リヤドで行われた恣意的に拘禁された人びとの家族による抗議に参加した翌日であった。

ACPRAのメンバーであること、国家の名誉を毀損したこと、禁書を所持したことの罪で、アル・バジャディは、昨年8月より特別刑事裁判所で審理を受けている。この裁判所は、テロや治安を裁くために設立された。

アムネスティの中東・北アフリカ担当副部長のハシバ・ハディ・サラウィは、次のように述べた。「アル・バジャディは良心の囚人であり、表現・集会・結社の権利を平和的に行使しただけで拘束されています。彼に対するすべての起訴を取り下げ、すぐに釈放するべきです。彼はハンガーストライキをしており、健康の悪化を防ぐためにも、釈放を急ぐべきです」

信頼情報筋によれば、アル・バジャディは、3月11日からハンストに入り、4月7日から水を飲むことを拒否している。また、家族との面会や電話も拒否している。

4月10日、内務省の報道官は通信各社に対し、「アル・バジャディはハンストをしておらず、健康も問題ない」と述べた。弁護団は直接、健康状態を確認したいと求めた。弁護団は逮捕以来、面会も裁判への出席も認められていない。裁判所が弁護団をアル・バジャディの代理人として認めなかったからである。弁護団は長時間、裁判所の外で待ったが、審理を聞くことは認められなかった。

アル・バジャディは、カスィーム州のブライダフにて2011年3月21日、逮捕された。その後、職員が彼を自宅と事務所まで連れて行き、本、書類、パソコンを押収した。職員には内務省の治安担当者もいたようだ。

逮捕される前日、彼はリヤドの内務省前での抗議に参加していた。罪状もなく何年も拘禁されている男たちの解放を求めて抗議する親族らに参加していた。

その際、多くの男女が逮捕された。女性は抗議参加を認める文書に指紋押捺をさせられて釈放され、男性はいまだに拘束中と思われる。

内務省は、2011年3月5日に、長年続くデモ禁止の姿勢を改めて示した。これは、東地区の少数のシーア派集団による抗議や改革を求める抗議がその後もあるという報告を受けてのことである。治安部隊は、秩序を乱そうする者に手段を選ばない、と内務省報道官は述べた。

サウジアラビアでは、抗議者のみならず、人権活動家・反政府派・当局批判者への弾圧が続いていることを、アムネスティは報告してきた。多くが拘禁され、ときには裁判にかけられ、収監されてきた。

彼らはしばしば、治安やテロを裁く裁判所で、治安関連の罪で起訴され、有罪判決を受ける。けれども、彼らが関わった行動は、たいていの場合、表現・集会・結社の権利の平和的行使に過ぎないと思われる。

アムネスティ国際ニュース
2012年4月16日

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