マレーシア:下院 フェイクニュース法案可決

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2018年4月 2日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:マレーシア
トピック:

4月2日、フェイクニュース禁止法案が下院議会で可決された。

下院議会は、文言が曖昧で適用範囲が広く、政府批判を抑え込む狙いがあるこの法案の成立を急いだ。同法案は、表現の自由を取り締まるという古手の政策の実現に、皮肉にもツイッターの情報をめぐる用語である「フェイクニュース」を利用している。

法案はすぐに上院でも審議される予定で、可決されると、数日中に施行される。

何が「虚偽」なのかが曖昧な法律が施行されれば、恣意的な逮捕につながるおそれがある。さらに、国籍を問わずに適用されてしまう。違反者には、50万リンギット(おおよそ1,350万円)以下の罰金または6年以下の禁錮刑、あるいは両方の刑が科される。 これは、国を超えた表現の自由への挑戦である。

アムネスティ国際ニュース
2018年4月2日

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