アムネスティは、2014年6月~9月にかけ、袴田巖さんの再審開始決定に対する即時抗告を取り下げるよう世界中で署名活動を実施、9月24日、集まった署名を東京高等検察庁へ提出しました。

今回提出した署名は、日本支部921筆、ベルギー支部251筆、イギリス支部 22,883筆、合計24,055筆にのぼりました。

東京高等検察庁では、検察事務官が対応され、何の回答も得られませんでしたが、他団体と共に現在の袴田さんの状況や、証拠の問題など申し入れることができました。

イベントにご協力くださった皆さま、署名にご賛同いただいた皆さま、ありがとうございました。

「袴田事件」はまだ終わっていない!

HRC_hakamada_201409_03.jpg入院中の袴田巖さんと姉のひで子さん(c)寺澤暢絋さん

今年3月、袴田巖さんは静岡地裁の再審決定により、48年ぶりに釈放されました。しかし、検察は不服として、再審決定に対し即時抗告をしました。

検察が即時抗告を取り下げなければ、再審を開始するためにさらに時間がかかってしまいます。

袴田さんは、現在78歳という高齢です。手術を受け、入院中であり、今後も体調の不安が懸念されます。

このまま長期化することは、袴田さんを苦しめるだけです。

袴田さんの闘いはまだ終わっていないのです。

世界死刑廃止デーイベント開催!

10月10日は世界死刑廃止デーです。この時期にあわせ、アムネスティは世界中で袴田さんに対する連帯のメッセージを送る準備を進めています。また、東京では、10月11日(土)に集会およびデモを予定しています。ぜひ、ご参加ください。

▽ 詳細はこちら
世界死刑廃止デー企画「響かせあおう 死刑廃止の声2014」死刑がつくる冤罪

 

署名期間 2014年6月16日~2014年9月12日
提出先 東京高等検察庁
提出日 2014年9月24日

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