板橋第八小学校の六年生に人権についての授業を実施しました

板橋第八小学校は令和5・6年度の東京都の人権尊重教育推進校に指定されています。その活動の一貫として、今回はアムネスティ日本が6年1組と2組の生徒のみなさん約40人に授業を行いました。講師はアムネスティ日本の人権教育チームのメンバー、阿部理恵子が担当しました。

授業ではまず初めに、アムネスティの誕生の経緯や歴史、活動紹介を行いました。「ポルトガルのとあるカフェで、学生二人が『自由のために乾杯!』といったら逮捕されてしまったんですよ」と阿部理事長が言うと、子どもたちは驚いた様子で身を乗り出しながら話を聞いていました。次に、世界人権宣言や子どもの権利条約、日本国憲法などをカードを用いて説明しました。そして、オンラインアクションや人権パレードといった人権を守るためにみんなができる活動を紹介しました。授業では終始賑やかな雰囲気の中で子どもたちが人権について学んでいました。また、子どもたちが真剣にメモを取ったり、周りの友達と意見を交換する場面も多く見られました。

最後の質問コーナーでは「アムネスティのテーマやロゴはどのように決まったのか」「守られるべき人権の範囲は世界人権宣言が扱う30条に収まるのか」など子どもならではの視点から鋭い質問が飛びかいました。限られた時間の中ではありましたが、子どもたちそれぞれが人権とは何か、自分たちに何かできることはあるかを考えるきっかけになったことと思います。

(報告:インターン 廣崎夏愛)

 

実施日 2023年10月6日(金)
場所 板橋区立板橋第八小学校