アムネスティ日本の関西関西連絡会は1月12日に関西新年交流会を開催。厳しい寒さの中を34名の参加がありました。

関西で活動する大阪死刑廃止チーム、入管・多文化共生チーム、なにわグループ、ユースネットワーク、KELGグループ、西神戸グループ、大阪事務所職員がそれぞれ活動報告。また日頃協働しているRAFIQ、ヒューライツ大阪からも参加していただきました。また田嶋事務局長からもメッセージをいただきました。

関西新年交流会を開催
関西新年交流会を開催

排外主義の嵐が日本、世界において吹き荒れるいま、私たちはこの嵐に対抗していく必要があります。
そのために、アムネスティ組織内はもちろん、関西で活躍する団体とより一層協力関係を強化し、基本的人権が守られる社会を目指して、頑張ってきたくおもいます。

なお、今回、戸塚弁護士、指宿弁護士、駒井弁護士から激励・連帯のメッセージをいただきましたので共有させていただきます。

戸塚 悦朗 弁護士からのメッセージ

「戦争や迫害、差別、貧困・・・」とのチラシからは、「年が明けても、めでたくない!」という声が聞こえそうです。私は、昨年、日韓旧条約の効力・安重根義士裁判の不法性研究とhuman rights(国際法で保障されるヒューマンライツ)認識の研究に明け暮れました。その中で以下が分かりました。

人間であれば、だれでもhuman rightsを国際法によって保障しようという世界運動がはじまったのは、84年前の1942年1月1日でした。皮肉なことに、この運動は大日本帝国軍の真珠湾奇襲 攻撃への対応として始まりました。大日本帝国の数々の重大な国際法違反が雪だるまのように大きくなった結果でした。おおぜいのAIの皆様が新年から集まって、human rightsの実現に今年も元気に活動しようと決意を新たにしておられるのは、すばらしいことです。このような運動こそが、human rightsを保障する被害者中心主義の国際法の発展に貢献しているのです。

指宿 昭一 弁護士からのメッセージ

日本でも世界でも、排外主義と分断が急速に広がり、尊厳ある生を求める人びとの声が踏みにじられようとしています。この嵐に抗するために私たちにできる最も大切なことは、孤立せず、つながり、連帯して声を上げ続けることです。アムネスティ・インターナショナルは、国境や立場を超えて人権のために人びとを結びつける、かけがえのないネットワークです。各地で起きている人権侵害に対して沈黙せず、国際運動体として正義の声を発し続けるアムネスティの存在は、今この時代にこそ大きな意味を持っています。私も皆さんとともに、人間の尊厳と基本的人権が守られる社会をつくるため、連帯して歩み続けたいと思います。

駒井 知会 弁護士からのメッセージ

日本でも、排外主義の嵐が吹き荒れる中、特に、昨年5月に「不法滞在者ゼロプラン」が公表されて以降、国際難民法・国際人権法の遵守を願う人々にとって、状況は悪化の一途を辿っています。本来保護されなければならない難民の送還、日本社会に深く定着した人々の送還、家族を引き裂く形の送還などが次々に企図され、実際に、送還された難民の安全が脅かされ、日本に残された家族や子どもたちの心が切り裂かれる事態も起きています。それにもかかわらず、日本社会には、彼らのために憤るどころか、国際法に反する送還に疑問を覚えないまま喝采する声さえ多数上がっていることは、皆さま御存知の通りです。送還ばかりでなく、この数年、日本社会には、差別と憎悪を扇動する虚偽情報や印象操作が乱れ飛び、日本に暮らす外国籍・無国籍の子どもたちと大人たちが理不尽に苦悩し、身に危険を感じる状況も広がっています。弁護士になって20年ほどが経ちますが、間違いなく、今が最悪のときです。ただ、この嘗てない苦難の中で、アムネスティ・インターナショナルの皆さまへの期待と、御一緒に歩めることの喜びもまた、未だ嘗てなく強く、輝かしいものになっております。最も立場の弱い人々の人間としての尊厳が守られ、基本的人権が尊重される社会に日本を変えていくために。今後も御一緒に、国際難民法・国際人権法を誇りを持って遵守する社会を目指すことが出来ますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

開催日 2026年1月12日(月) 13:00~15:00
場所 日宝道修町ビル308
主催 公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 関西連絡会