

2025年11月17日に神戸学院大学で、駒井知会弁護士の講演会「仮放免の子どもたち」がアムネスティ日本 入管・多文化共生チームの協力の下にポートアイランドキャンパスで開催され、180名の学生が参加しました。この講演会は神戸学院大学法学部主催で第28回文化相互理解シンポジウムとして、11月11日~17日まで同大学で開催された絵画作文展の最終日に実施されました。駒井先生は日頃支援をしておられる仮放免の子どもたちの置かれている厳しい状態に関し、彼らが描いた絵や作文の背景にある気持の解説を交えながら、話をされました。そして学生たちに、このような事実を知り、自分に何が出来るかを考えて欲しいと訴えられました。
アンケートには学生からは多くの感想が寄せられました。
仮放免の子どもたちが置かれている状況を理解できましたか?(回答157件)

「仮放免中の子どもたちは、移動の自由が制限され、教育へのアクセスも不安定であり、『法的な地位の曖昧さ』が日常生活の不安定さにつながっているという指摘は、射程が広く、刑事手続の理解にも通じる視点だった。私は、日本国内にも生活に困難を抱える人が多い中で、国家がどこまで難民支援に力を注ぐべきなのかという疑問を抱いていたが、今回の講義を通して、その問題は単なる予算配分の議論ではなく、国際的義務や人権保障の理念と関わる複合的な問題であると理解できた。」
「制度の複雑さだけでなく、その影響を直接受ける子どもたちの生活の厳しさを知ることができた。自由に移動できなかったり、学校に通う権利が十分に守られていなかったりと、私が当たり前だと思っている環境が実は保障されていない現実に胸が痛んだ。特に、将来の見通しが立たないまま日々を過ごす不安は、子どもにとって想像以上の負担だと感じた。今回の学びを通して、社会全体で支援できる仕組みづくりの重要性を改めて実感した。」
講演会後に「社会問題課題への参加」に関するアンケートを実施
この講演会のあと、入管・多文化共生チームの野尻が「社会問題課題への参加」に関するアンケートを参加学生に実施し、非常に興味深い結果を得ました。
下記グラフに示されるように学生が社会課題に強い関心を持っていることを分かります。しかし人権に関する課題へのチェックが21%と最下位であることも明らかになりました。こうした学生の意識・関心を今後の活動の参考にしたいと思います。

また下記グラフが示すように、これから参加したい社会活動にとして、最下段の「その活動に取組んでいる活動・団体にボランティアとして参加したい」という項目に最も多くの学生60名(38%)がチェックを入れているのはとても好ましい結果です。

このアンケート結果の詳細について知りたい方は入管・多文化共生チーム(担当:野尻)までご連絡ください。
| 開催日 | 2025年11月17日(月) 13:45~15:15 |
| 場所 | 神戸学院大学 |
| 主催 | 神戸学院大学 法学部 |
| 後援 | アムネスティ・インターナショナル日本 多文化共生チーム |



