- 2007年7月20日
- 国・地域:エチオピア
- トピック:危機にある個人
アムネスティ・インターナショナルは、本日、2005年11月以来拘禁されていたエチオピアの野党活動家38人、人権擁護活動家1人、ジャーナリスト4人が釈放されたことを歓迎する。ほとんどが終身刑、政治的自由の剥奪、あるいは最長15年の刑の判決を受けた4日後、恩赦となった。
アムネスティは、彼らのほとんどないし全員が良心の囚人であると見なしていた。
アムネスティは、政治的和解のためのこの重要な措置が、同国の人権のさらなる実現に向けた第一歩となることを希望する旨、表明した。
アムネスティは、訴追され、来週に裁判が継続される他の2人の良心の囚人についても再び釈放を申し入れる。判決を受けた人びととは違い、2人は弁論書を提出することを選択した。この二人は市民運動家であるダニエル・ベケレとネツサネット・デミシーであり、統一民主連合(CUD)のメンバーではない。10月に裁判が延期されたもう一人の良心の囚人であるキフレ・ティゲネは、2005年に議員に選出された人物である。
38名は、2005年に議会選挙の公式結果発表に反対してデモ行動を行って逮捕された。そのデモの最中に187人が治安部隊によって殺され、6人の警察官がデモ参加者によって殺された。
彼らは、2005年の選挙に関連して「個人および集団として起こした過ち」を認めた手紙を出して大統領恩赦を受け、政治的権利を回復した。
その中には、CUDの指導者であるハイル・シャウェル、ビルトゥカン・ミデクサ、ベルハヌ・ネッガ、ヤコブ・ハイレマリアム教授、またエチオピア人権評議会のメスフィン・ウォルデマリアム教授、そしてジャーナリストのアンドゥアレム・アエレなどが含まれている。
アムネスティ発表国際ニュース
(2007年7月20日)
AI Index: AFR25/018/2007
関連ニュースリリース
- 2021年5月19日 [国際事務局発表ニュース]
エチオピア:ティグレ州での暴虐を許す国際社会の緩慢な対応 - 2020年6月18日 [国際事務局発表ニュース]
エチオピア:警官による蛮行が野放し - 2020年5月11日 [国際事務局発表ニュース]
エチオピア:コロナ危機の中の強制立ち退き 仕事も家も失う住民 - 2020年4月 1日 [国際事務局発表ニュース]
エチオピア:拉致された学生17人の家族に募る不安 - 2018年11月15日 [国際事務局発表ニュース]
エチオピア:人権侵害の治安幹部36人を逮捕