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大韓民国:ジャーナリストの逮捕で脅かされる報道の自由

2009年3月24日
国・地域:大韓民国
トピック:
賃金闘争と不当な解雇に抗議するためのストライキを行なう前日、「業務妨害」の容疑で同僚3人とともに逮捕されたテレビ報道記者ノ・ジョンミョンをただちに釈放するよう、本日アムネスティ・インターナショナルは韓国政府に求めた。

現大統領の補佐官を以前務めていた人物が、韓国有数の24時間ニュース専門チャンネルYTNの社長に任命されたことに4人は抗議していた。

3月22日、韓国警察はYTNの労働組合のリーダーであるノ・ジョンミョンを、同僚であり労働組合活動家であるヒョン・ドクス、チョ・スンホ、イム・ジャンヒョクとともにそれぞれの自宅で逮捕した。ソウル中央地方裁判所は、ノを48時間拘禁する逮捕状を発付した。彼の同僚たちはすでに釈放されている。

翌23日には、組合員の何人かが拘禁中の同僚たちを支持するためにストライキを行なった。

警察によると、4人は南大門警察署に指示された時間に出頭しなかったために逮捕されたという。記者たちは、自分たちが召喚状を受け取ったのは出頭期日の翌日であったと反論している。

「ノ氏と同僚たちは平和的な労働組合活動のみを理由に逮捕されたと思われる。韓国のメディアをコントロールしようと政府がこのところ各部門を動員している不穏な動きが拡大しているようだ」と、アムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋部副部長ロジーン・ライフは述べた。

YTNの報道記者や労働組合員たちは、昨年から報道の自由に対する制約に対して抗議していたが、ク・ボンホンがYTNの社長に任命されたことを受け、編集者の独立を保証するよう求めていた。ク社長はかつて李明博韓国大統領の補佐官を務めていた。

「韓国のメディアがこのような形で政府からの不当な干渉や嫌がらせを受けることは久しく無かった」と、ロジーン・ライフは続けた。

「このような逮捕は集会の自由と報道の自由の侵害であり、韓国のメディアにとってたいへん懸念される新しい動きである」

背景情報:
- ク・ボンホンは、自身のYTN社長任命への抗議行動に対し、「業務妨害」として組合員である報道記者12人を告訴し、報道記者6人を解雇した。

- 2008年11月に、編集者の独立に対する妨害があるという訴えを調査するため、アムネスティの調査員はノ・ジョンミョンや同僚たちに会っている。

- 2008年には、韓国国営放送(KBS)と韓国放送広告公社、アリランTV、スカイライフの経営陣と社長も李明博政権の支持者に交替させられている。

アムネスティ発表国際ニュース
2009年3月24日

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