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シリア:改革派作家ハビブ・サレ、再び投獄される

2009年3月31日
国・地域:シリア
トピック:変革を求める中東・北アフリカ
アムネスティ・インターナショナルは、シリア政府を批判したという理由で3年の刑を宣告されたハビブ・サレ(61歳)に対する昨日の判決を非難する。アムネスティは、ハビブ・サレが政治的見解を平和的に表明したという理由だけで拘束された良心の囚人であるとみなし、無条件の即時釈放を求める。

3月15日、ダマスカス刑事法廷はハビブ・サレを「国威の弱体化」(刑法第285条)および「国民のモラルに悪影響を及ぼすおそれのある虚偽または誇張された情報の流布」(同第286条)の罪で有罪とした。有罪判決の罪状は、彼がインターネットに書いて発表した国内政治に関する複数の記事にかかわるものであった。記事の中でハビブは、シリア政府の政策を批判し、著名な反政府派のリアド・アル・チユルクへの支持を表明していた。法廷は、ハビブに対する他の起訴事実を棄却した。

2008年5月7日、ハビブはシリア西海岸の町タルトゥスで逮捕され、裁判に付されるまで3カ月間隔離拘禁されていた。

ハビブ・サレはこの10年ですでに2度、2001年から2004年にかけて、また2005年から2007年にかけて投獄されている。アムネスティは、2度ともハビブを良心の囚人とみなした。

作家、翻訳家であり、改革派活動家で元ビジネスマンでもあるハビブ・サレは、未公認の討議グループ「国民対話フォーラム」のタルトゥス支部の創立者であった。彼が改革派の主要人物10人の中の1人として拘禁されたのは、2001年9月からである。その時期は、シリア当局が表現の自由に対して寛容度を高めた「ダマスカスの春」と呼ばれる短い期間の末期であった。ハビブはインターネットに記事を発表し、シリア政府の「腐敗」と「圧制」、人権尊重の欠如を非難したとして、不公平な裁判の後に「人種的・宗派的な争いを扇動した」罪およびその他の罪状で有罪とされ、3年の刑を宣告された。(詳細は、2002年6月発表アムネスティ報告書「窒息寸前の表現の自由:平和的に批判する者の拘禁」Index: MDE 24/007/2002を参照のこと)

釈放後8カ月を経た2005年5月、ハビブは再び逮捕され、同年8月にホムスにある軍事法廷で3年の刑を宣告された。罪状は、「国威の弱体化」および「虚偽の情報の流布」であり、またもやインターネットに発表したシリア当局を批判する記事に関わるものであった。彼は2007年9月に釈放された。(詳細は、2005年5月7日発表アムネスティ緊急行動(Urgent Action)156/05 Index: MDE24/039/2005を参照のこと)

背景:
シリアにおける表現の自由は、当局による厳しい管理下に置かれている。これに異議申し立てをする者は、逮捕・拘禁について広範な権限を持つ治安部隊に逮捕される高い危険を冒すことになる。刑事、軍事および国家保安法廷は、国家に敵対すると疑われる人物に対しては、刑法にあいまいに規定された条項を広義に解釈し、しばしば厳しい刑期を言い渡している。

アムネスティ発表国際ニュース
AI Index: MDE 24/006/2009
2009年3月16日
 

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