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リビア:第3の都市ミスラタ市で、カダフィ軍が無差別攻撃を実施

2011年5月12日
国・地域:リビア
トピック:変革を求める中東・北アフリカ
リビア市街地への無差別攻撃が続くなか、カダフィ大佐に忠誠を誓う軍部が、ミスラタ港において対車両地雷を使用していることをアムネスティ・インターナショナルは確認した。

「先日実施された港湾周辺への攻撃によって複数の燃料タンクに火災が発生し、病院やその他の重要施設に電気を供給している市内の発電施設の多くが燃料不足におちいった。

「ミスラタ港への対車両地雷の使用は、同市の住民を他地区から孤立させ、住民が切望する人道的援助を断ち切ろうとする、リビヤ政府のさらなる決意の表れです」とアムネスティのドナテラ・ロヴェラ上級顧問は述べた。

アムネスティが立証した情報によれば、この地雷(クラスター爆弾)は、中国製の122mmロケットから飛行中に開き、中国製84型モデルA対車輛地雷である子爆弾を各8個、広域に散布するものだ。

各地雷にはパラシュートがついており、これによって地雷の爆発機能を活性化するとともに、着地を調整する。ロケットは数マイルもの飛距離があり、24のロケット弾を装備できる多連装車(MRLS)から発射される。

「市民は今現在も、こうした攻撃の脅威にさらされています。このようなロケット弾は、特定の標的に狙いを定めることができません。地雷の弾頭は広範囲にばら撒かれますし、地雷そのものも、軍用車と市民の車を区別することはできないのです」とロヴェラ上級顧問は語った。

カダフィ大佐に忠実な軍部がミスラタ港の攻撃に地雷を使用したのは、1週間で2回目である。4月29日、軍部はミスラタ港の2〜3km沖と港への入航路に海の機雷を敷設した。その間も軍部は、ロケット砲やその他の砲弾を、市街地周辺から港湾周辺および港湾内に打ち込み続けていた。

「重篤な病人や怪我人を避難させる唯一の避難路であり、唯一の人道的補給路であるミスラタ港をこのように執拗に狙い撃ちするのは、この街の住人に対する集団処罰です」とロヴェルタ上級顧問は続けた。

「無差別攻撃および集団処罰の責任者は、いつの日にか、戦争犯罪および人道に対する罪で処罰されるでしょう。リビア政権の指揮系統に属する人びとは、階級の上下を問わず、これを認識する必要があります」

「政府軍はただちに無差別爆撃と集団処罰を停止し、人道的支援が民間人に十分に行き届くようにするべきです」

国際社会がリビア市民に約束した保護には、集団処罰からの保護も含まれている。

国際社会は、ミスラタ市に対するロケット弾の集中攻撃と砲撃を停止させ、市民の移動および人道的補給路の安全性を確保するために尽力しなければならない。


アムネスティ発表国際ニュース
2011年5月8日

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