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ベラルーシ:首都ミンスクの地下鉄爆破で、2人に死刑判決

2011年12月 6日
国・地域:ベラルーシ
トピック:死刑廃止
ベラルーシの首都ミンスクの裁判所は29日、2人の男性に対して死刑判決をくだした。アムネスティ・インターナショナルは、同裁判は国際基準を満たしていないと述べていた。

裁判所は、爆発物を製造して本年初頭に首都ミンスクの地下鉄などをテロ攻撃したとして、ドミトリー・コノワロフを、また彼を補助し、当局への通知を怠ったとしてウラジスラフ・コワリョフを有罪とした。

「ドミトリー・コノワロフとウラジスラフ・コワリョフの2人は、自白を強要するために虐待されたこと、およびこの裁判が国際審議基準を満たしていないことに、私たちは重大な懸念をいだいています」とアムネスティ西欧・中央アジア副局長のジョン・ダーフシエンは述べた。

「ベラルーシの裁判制度には欠陥があり、公正な裁判にむけた国際基準を当然のごとく軽視することで、誤審および無実の人が処刑される危険性が高まっています」

審議中、ウラジスラフ・コワリョフは、強要されたとして自白を撤回した。また彼は、尋問中にドミトリーの悲鳴が聞こえたので、ドミトリーもまた拷問されたに違いないと述べた。コワリョフの母親は、2人は尋問中に殴打されたと申し立てた。拷問を受けたために、ドミトリーの尋問中に救急車が呼ばれたとの報告もある。

ミンスクの地下鉄で15人が死亡し、数百人が負傷した爆発した4月12日に、2人は拘束された。

翌朝、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領は推定無罪の原則を破り、「拘束された2人の男性がベラルーシで起きた以前の爆発事件とともに地下鉄爆発事件を自白した」と述べた。しかし、2人はこの時点ではまだ尋問を受けていなかった。

彼らには爆発物につながる物証がなく、爆発物の痕跡も2人には付着していなかった。多くの専門家は、2人が地下室で爆発物を製造したという申し立てに反駁し、不可能であるとの結論に至った。

裁判は、主要な弁護側目撃者の出廷をはばみ、偽造されたとする2人の男性のビデオ画像を信用するなど、基本的人権を繰り返し踏みにじっている。

アムネスティは、ベラルーシにおける死刑執行に繰り返し反対してきた。公式声明で死刑執行の一時停止を示唆しているにもかかわらず、ベラルーシは2010年に2人の男性の死刑を執行し、2011年もこれまでのところ少なくとも1人の死刑を執行している。

「死刑は取り返しのつかない刑であり、私たちはあらゆる事例において死刑に反対します。ルカシェンコ大統領はただちに死刑執行を停止し、この野蛮な刑罰を放棄する国々の列に加わるべきです」とダーフシェン副局長は述べた。

「死刑は残忍で非人間的な、人間の尊厳を貶める究極の刑罰です。いまだに死刑を執行している国は、欧州および旧ソビエト連邦の国々では、ベラルーシだけです」


アムネスティ発表国際ニュース
2011年11月30日

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