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米国:規制力のある武器貿易条約(ATT)の採択に向けて、ノーベル平和賞受賞者からの呼びかけ

2013年3月22日
[公開書簡]
国・地域:米国
トピック:武器貿易条約

ニューヨークで、武器貿易条約(ATT)の成立を目指した最後の国連会議が3月18日から始まりました。この会合に先立ち、3月14日、アムネスティを含む過去のノーベル平和賞受賞者が、オバマ大統領に書簡を送りました。

バラク・オバマ大統領閣下

拝啓

国連総会での決定に基づき3月28日までニューヨークの国連で武器貿易条約に関する国連会議が開催されています。この会議の成功に向けて米国が尽力するよう大統領に指導力を発揮していただくことを、同じノーベル平和賞の受賞者としてお願いしたく、この手紙を書いています。

無責任な通常兵器の国際取引により罪のない市民が紛争に巻き込まれています。その命を救い人権を守るためにこのような条約を採択することは、米国を始めとする武器輸出国の道徳的責務であり自国の安全保障に利することになります。

「ノーベル平和賞は、この世界が残酷さと困難に満ちていても、私たちは単に運命に身を任せるだけの存在ではないという高い志を示すものだ。私たちが行動することが重要であり、正義が果たされる世界に歴史を向かわせることができる」―――大統領も、こうオスロでお感じになったことと思います。武器であふれたこの世界で、その犠牲になるかもしれない数多くの人に、より安全で健康で安心できる未来を届けるためには、強力な武器貿易条約に向けた米国の指導力が不可欠です。

世界中で毎年何十万人もが凶弾に倒れ、何百万人もが重傷を負いトラウマに苦しめられています。この現実を私たちは人道主義者として、また平和を希求する者として受け入れることはできません。規制の緩い武器取引は紛争、暴力、深刻な人権侵害を助長させ、健康、安全保障、持続可能な社会的・経済的発展に重大な影響を及ぼしています。

武器の取引を規制する、効果的で法的拘束力を持つ国際ルールの不在は、国際社会の重大な怠慢です。今こそこの深刻な不正義を正す時です。人道的、人権的危機を終わらせるために行動する時なのです。

武器の乱用を防ぐため、国際法、とくに国際人権・人道法上の国家の義務に沿った包括的で厳しい条約を私たちは支持しています。また、すべての通常兵器と弾薬を適切に取引するための共通した国際基準の確立を支持します。

国際的な武器取引を規制し、多くの個人、家族、地域そして国の、平和、健康、繁栄を保障するために、すべての国に具体的な方策を取ることが求められています。この歴史的な試みに参加していただくよう、大統領にお願い申し上げます。

大統領の行動力に期待しております。

敬具

ノーベル賞受賞者

リーマ・ボウィ(2011)
タワクル・カルマン(2011)
シリン・エバディ(2003)
ジミー・カーター(2002)
ジョン・ヒューム(1998)
ジョディ・ウイリアムズ(1997)
地雷禁止国際キャンペーン(1997)
パグウォッシュ会議(1995)
リゴベルタ・メンチュウ(1992)
オスカル・アリアス・サンチェス(1987)
核戦争防止国際医師会議(1985)
デズモンド・ツツ(1984)
アドルフォ・ペレス・エスキベル(1980)
アムネスティ・インターナショナル(1977)
マイレッド・コリガン=マグワイア(1976)
ベティ・ウィリアムズ(1976)
アメリカ・フレンズ奉仕団(1947)
国際平和局(1910)

※( )内は受賞年

公開書簡
2013年3月14日

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