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中央アフリカ:大量虐殺回避には国連平和維持軍が必要だ

2013年12月 3日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:中央アフリカ
トピック:

何万という人が、中央アフリカにはびこる暴力により、避難生活を強いられている。(C) MATTHIEU ALEXANDRE/AFP/Getty Image
何万という人が、中央アフリカにはびこる暴力により、避難生活を強いられている。(C) MATTHIEU ALEXANDRE/AFP/Getty Image

国連安全保障理事会は、中央アフリカ共和国にまん延する暴力と混乱から市民を守るため、強力な平和維持軍の派遣を直ちに認めるべきだ。

今週、安保理は、人権侵害がエスカレートする武装グループを制圧するため、フランスとアフリカ連合の各部隊に現場での初期任務を与える予定である。しかし、現在の危機を乗りきるためには、本格的な国連平和維持活動が必要である。

安保理の決断は同国にとって生死を分ける問題であり、将来を左右するものだ。暴力のサイクルを阻止するために、今、行動をとらなければ、その代償は国際社会に重くのしかかる。安保理は国連事務総長に、国内避難民を含む住民を保護するため強力な国連平和維持軍を派遣する準備を即刻開始するよう要請すべきである。まん延する人権侵害を阻止し、数年来野放し状態の武装グループと軍を制圧するため、十分な装備を持った平和維持軍とする必要がある。

フランスは、800から1000人規模の部隊を送り始め、すでに現地に配備された約2600人のアフリカ連合部隊を支援する。

反政府武装グループの連合体だったセレカが今年3月、フランソワ・ボジゼ大統領を追放し権力の座に就いて以来、国の大部分が無法状態に陥ってしまった。数万人が国内で避難生活を強いられている。治安部隊と武装グループは何百件もの非合法な殺人、裁判のない処刑、少女や女性に対する強かんなどの暴行に手を染め、しかも責任をまったく問われていない。

安保理は国連の責務で国内外の避難民を保護する必要がある。そのため、同国に駐屯しているアフリカ連合部隊とフランスなどの外国部隊を支援し、各国が効果的かつ国際人権法と国際人道法に沿って活動できる装備を持てるよう、即座に行動しなければならない。

中央アフリカにおけるあらゆる国連平和維持活動の体制と機能に関わる議論は、今後数週間から数カ月間続くことになる。

しかし、中央アフリカの人びとは、もう一日たりとも待てない。市民の大量虐殺が現実味を増す中、恐怖の中で日々を送っている。

アムネスティは安保理に対して、以下のことを強く求める。

  • 国連事務総長に対し、同国への強力な国連平和維持軍の派遣準備を即刻開始するよう要求し、国内外の避難民など市民を保護し、深刻な人道危機を回避すること。
  • 暴力の芽を摘む過渡的措置をとること。同国で国連平和維持活動を展開するまで、近隣諸国の国連平和維持活動から部隊を引き揚げるという国連事務総長の提案を国際社会は支持する必要がある。
  • 平和維持活動と過渡的な体制に、国際法のもとで国内外の避難民を含む市民を保護するための人権擁護の強い役割をもたせること。部隊は、ジェンダーに基づく暴力や女性の人権に関して強い権限と専門知識を持たなければならない。

安保理はまた、中央アフリカへの国際的な武器禁輸を求めるべきである。 これ以上武器の流入が続くと、人権侵害のために使用される危険性がますます高まる。このような武器移転は、すでに115カ国が署名している武器貿易条約の基本条項に違反する。

アムネスティ国際ニュース
2013年12月2日

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