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中国:香港の学生リーダーに有罪 表現の自由に打撃

2016年7月27日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:中国
トピック:

2014年の香港の「雨傘運動」のきっかけとなった集会で中心的な役割を果たしたとして、学生リーダー3人が有罪判決を受けた。3人は、ジョシュア・ウォン(黄之鋒)さん、アレックス・チョウ(周永康)さん、ネイサン・ロー(羅冠聡)さんだ。この判決は、表現の自由や平和的集会の自由を行使する香港市民への警告だった。

香港東区裁判法院は、ウォンさんとチョウさんを「違法集会に参加」の罪で、ローさんは「違法集会参加の扇動」の罪で、それぞれ有罪を宣告した。量刑は8月15日に言い渡される。

民主派の学生リーダーを、なんとも漠然とした罪状で有罪にするのは、当局の政治的報復とも言える。「雨傘運動」の中心人物への相次ぐ制裁で、香港の表現の自由や平和的集会の自由は大きな打撃を受ける。

3人が有罪判決を受けた経緯は、2014年9月26日に起きた一つの事件にさかのぼる。この日学生たちは、香港政府本部庁舎前で民主化デモを先導していた。その後、一部の学生が侵入防止フェンスを乗り越えてシビック広場と呼ばれる前庭に進入した。シビック広場は、平和的集会によく使われていたが、同年夏に当局が封鎖していた。

警察はこれを鎮圧し、学生リーダーたちを逮捕した。しかし、この警察の対応が大きな問題となり、その直後から数日で、何万もの民主化運動支持者が道路を占拠する「雨傘運動」へと展開していった。

国連人権委員会は、今回当局が起訴の根拠とした香港公安条例を「国際人権法や平和的集会の権利基準を十分満たしていない」と繰り返し批判してきた。

香港政府は、平和的集会の権利の行使をする人びとを不明瞭な法律で威嚇している。この不当行為は、やめるべきである。

「雨傘運動」は2014年9月末に始まり、同年12月に終わった。警察によると、この間955人の参加者がさまざまな容疑で拘束され、48人が違法な集会を含む抗議デモに参加したとして逮捕された。当局の発表では、今年1月末時点で、216人がデモに関与した容疑で起訴されている。

アムネスティ国際ニュース
2016年7月21日

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