- 2016年10月 5日
- [その他]
- 国・地域:日本
- トピック:
ろくでなし子さんのイベントを一旦中止にし、直前になって開催したことに関して、ご本人はもとより関係者・支援者、イベントの開催を楽しみにしていた出席予定者、アムネスティ日本を支えていただいている方々、そして人権を守るために日本全国で日々闘っている方々に対して多大なるご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
今回の一旦の中止決定について、ろくでなし子さんに対して、一方的にメールで行ったことは誤りでした。また中止の理由についても、説明は不十分であり、相手に対して理解を求める姿勢に欠けていました。中止にするのであれば、本人に直接お話しし、了解されて初めて決定すべきでした。しかし、そのようなプロセスも一切踏んでおらず、極めて申し訳ない行為だったと思っています。
本イベントに関しましては、ウェブサイトやフェイスブックに案内を掲載したところ、相当数の批判的なメール、フェイスブックへの抗議の書き込みなどがありました。そして、このまま開催すると、じっくり話を聞いて議論することができなくなり、ろくでなし子さんの裁判とその背景について理解するという当初のイベント開催の目的を果たせない可能性が十分あると判断いたしました。最終的に、種々の理由を総合的に勘案して中止を決めた次第です。
しかしながらイベントの中止を決めたことに対して、その後、各方面から多数の厳しいご批判の声をいただきました。そしてあらためて今回の中止に至った経緯を振り返り、熟慮した結果、「表現の自由」等の権利を守る人権団体として我々の判断は過ちだったことを認め、やはり開催すべきとの考えに至りました。ご本人も予定通りの開催を強く求めておられましたので、急きょ開催を決めさせていただきました。
最後になりますが、今回のイベント開催に関する判断について、重ねてお詫び申し上げ、今後、二度と同じようなことを起こさないよう、その仕組みを考え、注意してまいります。
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
事務局長 若林秀樹
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