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米国:CIA新副長官の拷問関与疑惑 徹底調査を

2017年2月 9日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:米国
トピック:

トランプ大統領は2月2日、CIA副長官にジーナ・ハスペル氏を任命したが、この人選には、重大な懸念がある。

各種報道によると、ジーナ・ハスペル氏は、タイの「ブラックサイト」と呼ばれるCIAの秘密収容施設の運営に関わったとされる。同施設では当時、拷問や強制失踪が行なわれていたとされる。

トランプ大統領は最近、拷問を積極的に支持する発言をしているだけに、彼女の任命は、極めて警戒を要する。

その疑惑は重大であり、徹底した調査をすべきである。調査に介入し、国際法に触れる隠蔽罪を犯しかねない者を、副長官という役職に就かせるべきではない。

トランプ氏は、入国時「徹底的な審査」を行うと公言しているが、公職につく人物に対する「徹底的な審査」はどうなのか。国の憲法も国際法も守る能力があるのか否か、厳格な審査を怠ってはならない。

オバマ氏は、CIAが収容施設で行なわれたという拷問などの疑惑を調査しなかったが、だからといってこれらの疑惑に関与したとされる人びとの容疑が晴れたことにはならない。むしろ、トランプ氏は、独立した公正な調査を命じ、これらの罪を犯した者は地位に関係なく裁きを加える責任がある。

背景情報

ジーナ・ハスペル氏がタイでCIAの秘密収容所の運営に関与したという報道は、多々あった。2002年には2人の被拘禁者が、国際法が禁止する拷問を受け、強制失踪させられた。その時の拷問を伴う取り調べの様子は、ビデオに撮られた。拷問には、溺死寸前の状態を繰り返し、疑似処刑に当たる水責めもあった。

ビデオは2005年11月に(元CIAテロ対策本部長のホゼ・ロドリゲス氏の了承のもとに)破棄された。ジーナ・ハスペル氏もビデオの破棄に関与したと言われている。国家機関員による証拠隠滅は共犯である。

CIA秘密収容計画で国際法違反を犯した者は、誰もいまだに罪を問われていない。

アムネスティ国際ニュース
2017年2月3日

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