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スペイン:カタルーニャでの過剰なデモ鎮圧

2017年10月 5日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:スペイン
トピック:

スペイン・カタルーニャ州の州独立を問う住民投票で、当局の介入に非暴力で抗議する人たちに対して、国家警察と治安警備隊が過剰な力を行使していた。アムネスティは、現地での監視や聞き取り、入手した動画や映像で、その様子を直接確認した。

治安当局の対応は、州高裁が発令した州民投票実施の阻止命令にもとづき対応していた。内務省によると、当局により92カ所の投票所が閉じられた。州政府によると、投票所は計2,315カ所にあったが、そのうち400カ所が裁判所の命令で閉鎖された。

アムネスティは、10月1日の投票日を含む数日間、各地の複数の投票所や周辺に、監視員を送り込み、それぞれの状況を見守り、住民の声や当局の発言を収集した。

厚生省州事務所によると、投票日に警察らの対応で負傷や体調不良で医療機関で治療を受けた人は、893人だった。入院した重症者も2人いた。内務省の発表では、警官19人と治安警備隊員14人が負傷した。また、複数の映像や写真によると、警官らに激しく抵抗している人たちの様子も映っていた。

さらに、アムネスティは複数の場所で、当局が本来の目的からはずれた危険な暴動鎮圧の道具(ゴム球など)を使用している場面も目撃した。アムネスティの監視員2人は、州立学校にある投票所から警察による投票箱の撤去を阻止するために座り込む人たちに、警察が突入して排除している場面も目撃した。

「法執行官による力および火器の使用に関する国連基本原則」は、ゴム球の使用は、特に頭部や顔面、上半身を直撃すると、重大な危害を加える可能性があると警告している。必要性と均衡性の原則はもちろん、人命尊重、誠実さといった面からも、法執行官は非暴力の群衆を解散させる目的で暴動鎮圧の器具を使用してはならない。

確かに多くの投票所で、警察と治安警備隊が、明らかにその職務遂行を阻止されていた。だからといって、会合やデモの参加者が激しく抵抗しない限り、力を行使すべきではない。報道された映像でも、投票所の外で、警官が無抵抗な市民に暴行を働いていたことは明らかだった。バルセロナの中学校に集まった無抵抗な人たちが警察に激しく暴行されていると思われる映像もあった。

アムネスティは、当局に対し、警察と治安警備隊の過度の武力の行使について、公正で徹底した捜査を直ちに開始するよう求めている。法執行当局によるいかなる力の行使も、国際法および国際基準に準拠するべきであり、捜査の対象とするべきである。捜査により、過度の力の行使があったと判断された場合、その関係者は適切な刑事処罰または懲戒処分を受けるべきである。法執行当局による不当な力の行使は、犯罪とみなさなければならない。

アムネスティ国際ニュース
2017年10月3日

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