「本当にどうもありがとうございました。言葉もありません。僕がどんなに嬉しいか、皆さんにはきっと想像もつかないでしょう。」(マガイ・マティオップ・ンゴングさん)

 

南スーダンのマガイ・マティオップ・ンゴングさんは、15歳の時に犯した罪で2017年に死刑判決を受け、ジュバ中央刑務所に収監されていました。しかし、2020年7月14日、控訴審判決で死刑判決が破棄され、マガイさんの裁判は高等裁判所に差し戻されました。これで、マガイさんに死刑が執行されることはなくなりました。

765,000通の手紙が南スーダン政府を動かした!

アムネスティは2019年の「ライティングマラソン」でマガイさんのケースを取り上げ、南スーダン政府に対しマガイさんの死刑判決の破棄を要請する手紙や、マガイさんを励ます手紙を送りました。その数は、世界中で765,000通にのぼりました。

南スーダン政府は国内法および国際法を遵守すべき

南スーダンの法律でも国際法でも、犯罪が行われた時点で18歳未満の者に対する死刑の適用は認められていません。にもかかわらず、南スーダンではこの2年で、18歳未満の時の犯罪のために2人が死刑を執行されています。

南スーダン政府は国内法、および国際法で定めている通り、18歳未満の時の犯罪に対する死刑禁止を遵守すべきです。

 

アムネスティは、死刑を人権の問題と考えています。そして「生きる」という最も基本的な人間の権利を根本から否定する刑罰が死刑だと考え、あらゆる死刑に反対しています。

なぜ、アムネスティは死刑に反対するのか?

あなたの声で救われる人がいます

マガイさんのように、たくさんの人の声が集まれば、政府をも動かす大きな力になります。ぜひ、アムネスティと一緒に声をあげてください!