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人権の「今」がわかるニュース

イベント報告【イベント報告】「いのちを考える読書会」第1回を開催しました!

2019年4月13日(土)、「いのちを考える読書会」第1回を開催しました。

第1回は、ヴィクトル・ユゴーの「死刑囚最後の日」を取り上げて、参加者のみなさんと読んだ感想などを分かち合いました。

この本は、ユゴーが27歳の時に一気に書き上げたというものです。死刑囚の独白という形で書かれた文章には、独房で孤独に執行を待ちながら考えたことや、執行直前でせまってくる恐怖など、刻一刻と近づくその瞬間の想像をかき立てます。

読書会は、読んで感じたことをグループで話し合い、ポイントとなったことについて、意見を聞きました。特に、主人公が死刑になった理由が明記されていないことについて、

  • 違和感がある
  • 死刑に賛成の人たちにとって説得できないのではないか

という意見があり、それについて

  • あえてユゴーは書かなかったのではないか
  • えん罪か殺人罪なのか、どんな罪を犯したのか書いてあれば、どんな罪なら死刑にあたると考えるきっかけになったのでは
  • 書かない方がどんな罪でも死刑に反対するということを表していて、読み手にも想像させるのでは

など、活発な議論が行われました。

本編の他に光文社古典新訳文庫に収録されているユゴーの「1832年の序文」や、訳者の小倉孝誠さんの解説を読むと、あえて罪を書かずに死刑制度そのものの残酷さを表現しているように読み取れます。

ぜひ、本編をこれから読まれる方はどう思うか感想をいただきたいです。

最後に、参加者それぞれが本屋さんのポップを作りました。もし、この本を薦めるのであれば自分ならこう書く、というものを作成しました。力作揃いでしたが、一人3票を投票し、第1位から第3位まで決定しました。

■第1位
死刑囚も、ひとりの人間である。それをあなたはどう考えるだろうか。

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■第2位
ギロチンが振り下ろされるとき、あなたは何を思う?
死刑囚が陥る、究極の心理状態を体感しよう。
これを読めば、あなたの考え方も変わるかもー?

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■第3位
「あなた方は死刑台にどのような希望を託そうというのか?」
若きユゴーが書き上げた死刑廃止論!

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思わず本を手に取りたくなる紹介ばかりでした。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

次回は、小説「Aではない君と」。

第37回吉川英治文学新人賞を受賞した、薬丸岳さんの小説です。
みんなで読み進める読書会ではなく、読了後の感想をシェアする読書会です。 ネタバレが前提?ですので、ぜひ読んできてください。

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実施日 2019年4月13日(土)
場所 アムネスティ日本 東京事務所
主催 アムネスティ日本 死刑廃止ネットワーク・東京

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