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人権の「今」がわかるニュース

イベント報告【イベント報告】「いのちを考える読書会」第2回を開催しました!

2019年6月22日(土)、「いのちを考える読書会」第2回を開催しました。

第1回は、ヴィクトル・ユゴーの「死刑囚最後の日」を取り上げて、参加者のみなさんと読んだ感想などを分かち合いました。

今回取り上げた作品は「Aではない君と」。
第37回吉川英治文学新人賞を受賞した、薬丸岳さんの小説です。
少年犯罪と加害者家族の壮絶なリアルを知る一冊です。

同級生を殺してしまった中学生、翼の父親を主人公に、母親、弁護士、警察、マスコミ、父親の会社の同僚など周囲の人たちが、殺人を犯した少年とその裁判、さらに彼の立ち直りにどう関わっていくのかを描いた作品です。
参加者それぞれが読んで感じたことを、グループで話し合いました。

そこで出された感想の中から、一部をご紹介します。

  • 主人公の父親の心の動きだけでなく、心を閉ざしたままの息子の気持ちの微妙な変化が描かれている。
  • 犯した罪の内容とそれに対応する罪の重さについて、これでいいのかと考えた。
  • 加害者の家族がおかれた状況についての描写に、現実社会における加害者家族の扱われ方について疑問と問題意識を感じた。

その後、出された感想の中でポイントとなった視点から、さらに議論を深めました。

  1. 更正
  2. 量刑
  3. 加害者家族
  4. その他

hrc_20190622_DP01.png

加害者、被害者という線引きでは、なかなか消化できない人間関係や、親子の問題、そして事件の真実はどうだったのかー。取り上げた視点からだけでは収まりきらない様々な角度からの意見が出されました。

最後に、参加者それぞれが本の紹介文(ポップ)を作りました。みんなで投票し、選ばれたのがこちらです。

hrc_20190622_DP02.png

■第1位

  • 「あの事件はボクなんだ」って友だちから打ち明けられたら、いったい何て返したらいいんだろう?

 

■第2位(なんと3名同得票数でした)

  • 「心を殺すのと、身体を殺すのと、どっちが悪いの?」少年の叫びを聞いてほしい
  • あなたの息子が人を殺したらどうしますか。
  • 「A」は私だったかもしれない。社会で生き抜くことを考えさせる。

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

さいごに

第1回読書会の課題本の出版社である光文社古典新訳文庫のご担当者様より、議論のきっかけになればということで、実際に何かしらのお役に立てたことはたいへんうれしいというお礼をいただきました。第2回の感想もぜひ出版社へお送りします。

次回は

次回の読書会は11月23日(土)16時から、課題本は「もう逃げない。~いままで黙っていた「家族」のこと~ 」(林眞須美死刑囚長男著 ビジネス社)

実施日 2019年6月22日(土)
場所 アムネスティ日本 東京事務所
主催 アムネスティ日本 死刑廃止ネットワーク・東京

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