ハンガリーで不当に留め置かれていたアフメドさんが、2019年9月28日、キプロス政府の帰国許可が下り、4年ぶりに帰国し家族との再会を果たしました!

10月14日は、アフメドさん10才になる長女の誕生日。この4年間、「パパ、いつ帰ってくるの?」と子どもたちは、アフメドさんの帰りを待ちわびていました。

GN_AhmedH_201909.pngアハメドさんの娘が描いた絵 

不当に拘束されていたアフメドさん

キプロスで妻と2人の娘と暮らしていたシリア出身のアフメドさんは、紛争が激化する祖国にいる両親たちを迎えに行った帰り、ハンガリーで逮捕されてしまいました。封鎖されたハンガリーの国境で、衝突する難民と警察に対して冷静になるよう呼びかけただけで、「テロ行為の共犯」の罪で10年の刑を下されてしまったのです。

その後、刑期は5年に短縮され、2019年1月19日には条件付きで釈放されました。しかし、釈放から数カ月が経っても、キプロス政府がアフメドさんの入国を許可せず、ハンガリーの入国管理施設に移され、妻と2人の娘が待つキプロスへ帰ることができずにいました。

世界中で行った#BringAhmedHomeキャンペーン

アムネスティはキプロス政府に対し、アフメドさんの帰国を認めるよう署名活動やSNSで、直接訴えかけてきました。日本でも署名を公開し、1,800筆を超える署名が集まりました。

今回、世界中で24,000人を超える人たちが声を上げ、政府を動かす大きな力となりました。 参加された皆さま、ありがとうございました!

現在公開中のアクション

アフメドさんのケースのように、たくさんの人の声が集まれば、政府をも動かす大きな力になります。アムネスティが現在実施している署名に、ぜひ、ご協力ください。