死刑廃止

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死刑とは?

私たちアムネスティ・インターナショナルは、死刑を人権の問題と考えています。そして、「生きる」という最も基本的な人間の権利を根本から否定する刑罰が、死刑だと考えています。

アムネスティは、1977年に「死刑廃止のためのストックホルム宣言」を発表し、「死刑は生きる権利の侵害であり、究極的に残虐で非人道的かつ品 位を傷つける刑罰である」として、あらゆる死刑に例外なく反対する姿勢を明確にし、死刑のない世界の実現に向かって活動してきました。

こうしたアムネスティの活動は、死刑廃止への世界的な潮流につながり、1991年には国連の死刑廃止国際条約(自由権規約第二選択議定書)が発効しました。それから20年あまり経った今日、死刑廃止国は世界の3分の2以上の140カ国になっています。

なぜ、アムネスティは死刑に反対するのか

最新の死刑統計(2023年5月16日更新)

アムネスティの調べで、急増する薬物関連犯罪での執行を含めた2022年の世界の死刑執行数は大幅に増加したことが明らかになった。一方でこの好ましくない傾向とは対照的に前向きな動きもあった。多くの国で、死刑という残虐で非人道的、品位をおとしめる究極の刑罰を排除し、死刑制度から抜け出そうとする力強い動きがあった。

最新の死刑統計(2022)を見る

死刑廃止に関する最新の報告書、データ

死刑に関するQ&A

死刑廃止に関しては、多くの方からたくさんのご質問をいただきます。このページでは、特に質問の多い項目を中心に、Q&A形式でお答えします。

死刑に関するQ&A

袴田事件:再審を実現し、袴田巖さんの苦しみに終止符を!

袴田巖さんが逮捕されたのは、1966年に味噌会社の専務一家が殺害された「袴田事件」です。それ以来、えん罪の可能性がありながらも、2014年3月に釈放されるまで、ずっと拘束されてきました。釈放されてから4年が経った2018年6月、高裁は静岡地裁の再審決定を覆し、再審開始を認めない、という驚くべき決定を下しました。現在、最高裁で審理が続いています。

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「死刑廃止を考える」入門セミナー

アムネスティ日本では、東京と大阪で毎月、「死刑廃止を考える」入門セミナーを開催しています。世界の死刑の状況や日本の状況、問題点など、一緒に考えてみませんか。

入門セミナーの日程を見る

ボランティア募集中!死刑廃止ネットワーク(東京・大阪)

死刑廃止ネットワークは、一人ひとりが命と人権の問題を考えながら、死刑廃止に取り組んでいます。 東京と大阪を拠点に、毎月1回、定例会をもち、活動についての報告や話し合いの機会を持っています。チームの雰囲気は、東京も大阪も和やかです。

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死刑制度の廃止を求める著名人メッセージ(50音順)

雨宮処凛さん(作家)伊佐千尋さん(作家)伊藤真さん(伊藤塾塾長)伊藤真美さん(花の谷クリニック院長)鵜飼哲さん(一橋大学教授)鎌田慧さん(ジャーナリスト)亀井静香さん(元衆議院議員)姜尚中さん(東京大学大学院教授)河野義行さん(松本サリン事件被害者) 島田荘司さん(作家)白柳誠一さん(カトリック枢機卿)辛淑玉さん(人材育成コンサルタント)鈴木邦男さん(「一水会」顧問)芹沢俊介さん(評論家)高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)玉本英子さん(アジアプレス・ジャーナリスト)団藤重光さん(東京大学名誉教授、元最高裁判事)戸谷喜一さん(元刑務官)中道武美さん(弁護士)中山千夏さん(作家)ピーター・バラカンさん(ブロードキャスター)平田オリザさん(劇作家・演出家)布施哲也さん(元清瀬市議会議員)/フローラン・ダバディーさん(エディター)益永スミコさん(死刑囚養母)三浦光世さん(歌人、随筆家)森達也さん(映画監督)森巣博さん(作家)山口由美子さん(西鉄バスジャック事件被害者)寮美千子さん(作家・詩人)綿井健陽さん(ジャーナリスト)

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